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管理された聴取音楽「No.3」 ~3人の鑑賞者のための~

Controlled listening music 「No.3」~for 3 audience~ (2012, Installation)
 

この音楽作品は、鑑賞者に「与えられた指示に従って聴取すること」を要求する。

 

従来の音楽では、訓練された演奏者が楽譜の指示に従って楽器によって音を出力することで音楽を作り出していたのに対し、このControlled listening music[管理された聴取音楽]では、鑑賞者という”訓練されていない身体でかつ指示に従うか不明確な”特性を持ったプレイヤー(鑑賞者)が楽譜の指示に従って聴取、入力することで音楽を作り出すことを目的としている。

 

この「No.3」の作品では、鑑賞者の聴取行為がヘッドフォンに組み込まれたセンサーで感知され、鑑賞者自身が楽譜の指示に従わない限り音楽が進行していかないプログラムとなっている。中央の2つのトイピアノが自動演奏され、それを主題に12個のスピーカーと3つのヘッドフォンが周期的な音響を出力してあるが、能動的な聴取なしには12個のスピーカーと3つのヘッドフォンから出力される音響の変化に気づきにくい作品となっている。

 

2012/03/01

(iPhoneで適当に撮影してしまったやつなので、改めてちゃんとしたのを公開します)

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